SPGアメックスカードは2022年2月23日をもって新規の受付が終了し、マリオットボンヴォイ アメリカンエキスプレス プレミアムカードに移行されました
これを読まれている方の中にもSPGカードホルダーもいらっしゃるかと思います
前々からまことしやかに囁かれていたSPGからマリオットボンヴォイへのブランド切り替えが現実のものになりました
カードデザインが違うだけ？
いやいや、そう簡単な話ではなさそうです
じっくり比較検討してみましょう
もくじ
そもそもSPGってなんだったのか
SPGとはスターウッド・ホテルズ&リゾーツ・ワールドワイドの略で、シェラトンをはじめウェスティン、W、ル・メリディアン等の高級ホテルグループでした
それが2016年にマリオットインターナショナルに買収されたという経緯があります
もともとはSPGグループのカードだったSPGカードは旅行好きの間では好評で、とても魅力的な特典が付いた人気のあるカードでした
以前からご紹介しているSPGカード
どれだけいいのか熱く語っていますので、ぜひこちらをお読みください
マリオットボンヴォイってなんなのか
SPGを吸収したマリオット・インターナショナルは世界でホテルを展開する大きな大きなグループになりました
それによりロイヤリティプログラム（ポイントのシステムです）も2019年には「マリオット リワード」、「ザ・リッツ・カールトン・リワード」、「SPG（スターウッド プリファード ゲスト）」が統合されて「マリオット ボンヴォイ（Marriott Bonvoy）」になりました
カード切り替えのお知らせが届きました
先日、何やら賑やかな封筒が届きました
開封してみると、こんな冊子が入っていました
SPGカードが2/24からマリオットボンヴォイカードにブランドチェンジするそうです
ただ、特に希望しなければお手元のSPGデザインのカードをそのまま使用できます
この中に書いてあることを簡単にまとめてみました
主にこんな感じです
ひとつずつ紐といてみましょう
変更事項
年会費
ビックリすることに、年会費は約5万円！！
今までの3万円オーバーもちょっと背伸びしていたのに5万とは…
普通のOLとしてはかなり痛いです
無料特典
SPGは年会費は高いけれど無料宿泊特典が必ずついてくるので、年1回のご褒美旅行代としてカードを保持していました
マリオットカードは年間利用額が少なければは無料宿泊がもらえません
「持ってるだけで」無料宿泊特典はいただけなくなりました
よく考えれば虫のいい話でしたね
私はANAカードをメインにしているので、
SPGはサブスクの支払用にしていました
ANAカードの請求が多ければ、日ごろの生活で使いすぎだな
SPGカードの請求が多ければ、サブスクを見直そうかな
こうやってお金の流れを把握するようにしていました
それを集約して頑張れば150万のハードルを越えることはできそうですが、構築してきたマイシステムをすべて壊さなければなりません
ポイント
いただけるポイントはプレミアムカードでも変わりません
100円で3ポイントです
60000ポイント貯めるにはカード決済で200万円使わなければなりません
200万円使うと、マイルが25000もらえる計算になります
（30000Pで10000マイル、60000Pを一度に交換すると5000マイルサービスされます）
ステータス
元々SPGカードを持つと、マリオットのステータスはゴールド会員の称号を与えられますが
ここから利用状況に応じでランクがアップされるシステムです
ステータスをUPさせる方法として、
SPGカードは
① マリオットボンヴォイに参加しているホテルに50泊すると、翌年度はプラチナエリートにランクアップ
これが唯一の方法でしたが、プレミアムカードに切り替えると
② 期間内のカードで400万円決済すると、翌年度はプラチナエリートにランクアップ
こちらの方法でもランクアップなります
年間50泊も、400万円決済も普通の人では難しいかな？
庶民には現実的な数字ではありませんが、私はステータスを上げることにはあまり興味がないので気にしないことにします
追加特典
ちょっと手の届かないカードになってしまった感満載ですが、嬉しいサービスが追加になりました
ザ・リッツカールトン、セントレジスの$100プロパティクレジット
これはザ・リッツカールトンやセントレジスに2連泊すると、$100分のクレジットがもらえるのだそう
宿泊費が安くなるのではなく、食事代など追加されたお支払いに適用されます
スマートフォン・プロテクション
購入してから2年以内のスマートフォンの修理代を保障してくれるサービスです
アップルケアに入らなくてもいいんだな！！
ただし、紛失した場合は適用外です
プレミアムカード以外の選択肢
確かにプレミアムカードは魅力的な特典がありますが、特にコロナ禍で好きな時に好きなところに旅することができない現状では、高い年会費を払うのは得策ではありません
そこで、ひとつステータスランクが下がるけれどスタンダードカードを選択するという方法も考えられます
プレミアムとスタンダードの比較
年会費と無料宿泊特典を天秤にかけてみる
年会費は半額以下の￥23100
今まで持っていたSPGより安いので許容範囲ではあります
無料宿泊特典は100万円以上の利用で35000ポイント分いただけます
正直、35000ポイントでは目標にしているハワイのロイヤルハワイアンには泊まることはできません
だったら普通にお金を払って宿泊するかもなぁ…
無料宿泊特典がSPGよりもグレードダウンしているし、ANAカードの年会費もあるので、トータルで考えるとお得感はあまりない気がします
もうひとつ、気を引くプレゼントがありました！
送られてきた冊子の他にペラッとしたお知らせが挟まっていました
よーく読んでみると…
ダイニングクーポン￥10000プレゼント！！
次回プレミアムカードで更新する（＝年会費を支払う）と、ホテルレストランで利用できる￥10000のクーポンがいただけるとのことでした
おぉ～！
これで食事したい！！
素敵なレストランでの食事はかなり貴重な機会なので、魅力的だなー
単純に年会費からマイナス￥10000と思ったら悪くないかも！！
と、ちょっと目の前にご褒美に踊らされている私です(笑)
ダウングレードした場合の年会費返還があるとの情報を発見
アメックスには年会費を支払った後にクレジットカードのグレードを下げた場合、月割りで年会費を返還してくれるシステムがあるそうです
これを利用して無料宿泊特典をいただき、なお年会費の負担を下げる作戦に出ようと思います
【現時点での予定】プレミアムカードに更新するのか？
今わかっている情報だけでプレミアムカードに更新するかどうか、正直決めかねています
というのも、3月からポイントプログラムの変更があると言われているからです
スタンダードカードで得られる特典でどれくらいのリターンがあるか、今のところ不明なんです
決断は来月以降になると思いますが、今のところは更新するつもりです
- プレミアムカードで更新し、￥49500の年会費を支払う
- 年会費を支払って2～3か月後に無料宿泊特典が付与された後、スタンダードカードにダウングレード
- 一年間保持して解約（予定）
あくまでも今のところ、の予定です
また情報が更新されたらじっくり考えたいと思います
皆さんだったらどうしますか？？？